ある塾長と議論をしたことがある。
「義だけで飯が食えるか?」と。
私は迷わず答えた。
「食えるよ」と。
義を貫くために、贅を捨てればいい。
酒も、タバコも、無駄な缶ジュースも買わない。車が必要なら持つが、不要ならば持たない。身なりもフリマで揃えれば十分だ。
それでも足りなければ、早朝、誰よりも先にタイミーで働いて補えばいい。
そうまでして守りたいものがある。
幸いにして私は塾以外にも稼ぐ術があるのでそうはならないが
なければきっとそうするだろう。
それは、我が子を預かる者の「矜持」であり、嘘をつかない「教育の義」だ。
もし、それでも義を貫き通せず、己の力不足で立ち行かなくなったなら、その時はこう言おう。
「私は業界の不義を正そうと、自分の正義のために戦いましたが、力及ばず廃業しました」と。
次の転職先の面接で、堂々とそう言えばいい。
それだけの覚悟を持って戦った人間を、必ず評価し、採用してくれる場所がこの世にはある。私はそう信じている。
だから私は今日も戦う。
目先の利益に魂を売ることなく、塾生の未来と、己の義のために。