夏合宿に知り合いが参加


2025/8/17

夏合宿に知り合いが参加

中学3年生の受験勉強:量と質のバランスを考える

知り合いのお子さん(中学3年生、偏差値60以上)が、都内の大手塾が主催する1日10時間の勉強合宿に参加しています。参加率は100%で、驚くべき集中力です。

この合宿では、1日10時間の勉強時間のうち、自主学習が大部分を占めます。そのため、1時間の学習密度は高くないかもしれません。しかし、「勉強は量が質を育てる」という考えのもと、生徒や保護者はこの量を重視しています。量をこなすことで、質も自然と向上すると信じているのです。

一方で、個別指導塾では、個人に合わせた指導が強みであると同時に、限界でもあります。例えば、1対2の個別指導を1日10時間、20日間受けると、受講料は約40万円にもなります。さらに、講師の確保が難しく、個別指導塾で1日10時間の学習時間を設定するのは現実的ではありません。

個別指導塾の一般的な料金体系では、数学8回で18,000円、5科目受講で90,000円程度です。そのため、数学と英語を受講し、他の科目は自学で対応する生徒が多いです。この場合、費用は36,000円程度に抑えられます。しかし、個別指導の16時間と、合宿の200時間では、学習量に大きな差が生じます。この差は、受験勉強においてますます広がる一方です。

当塾では、夏期講習を140時間で25,000円に設定していますが、知り合いの話を聞くと、まだまだ学習量が足りないのかと感じます。受験生にとって、量と質のバランスをどう取るかが、今後の課題です。




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