勉強のやり方を教える」。
塾の看板にそう掲げている講師たちは、果たして自分自身がその「やり方」を証明できているのでしょうか?
前々から疑問に思っていることがあります。
勉強法を指導する講師であれば、宅建や簿記二級など、難易度の高い資格を自ら取得し、そのプロセスを子供たちに語れるはずではないか、と。
特に、先の見えにくい塾業界で雇われている身であれば、不安を感じて何か一つでも武器を磨くのが当然の行動です。それがなければ、子供たちに向かって「今のうちに勉強しておかないと、将来困るぞ」などと、説得力を持って言えるはずもありません。
かつて、塾のコンサルタントがこう言っていました。
「塾業界に長くいる人ほど、他業種では通用しない人が多い。だからこそ、塾にしがみつくしかないのだ」と。(経験者は社員として雇うのが良いのかに対して)
厳しい言葉ですが、否定しきれない側面もあります。
もし私が、独立した塾経営という目的を持たず、どこかの塾企業に雇われる身であれば、間違いなく「勉強のやり方」を体得し資格を2つほど取得した時点で退職し、より市場価値の高い業界へ転職しているでしょう。実際、正しい勉強法さえ身につければ、宅建、FP、簿記二級といったある程度の難関資格など、2年あれば働きながら3つを取得可能です。
だからこそ、私は資格を取りまくりました。
「塾以外に行き場がない人間」だと思われたくなかったからです。
自分自身が学問を深め、資格という実力で社会に証明する。そうすることで初めて、私は子供たちに対して「勉強は一生の武器になる」と胸を張って言えるのです。
教える側が、一番の努力家であれ。
それが、賢伸塾の揺るぎない矜持です。